もしかしたらこのとき反抗できたかもしれなかったです。
しかしアオキの眼光に押しやられていて抗うこともせず倒されました。
「アオキ君何するんだよ」
「・・・今からお前を脱がす」
「え、っちょまって」
アカモリも何を言われているのか理解するのに時間がかかって困惑していましい、
抵抗する暇もなく制服のリボンから順番に上から服を脱がされました。
服ははだけてブラが丸見えに。
「ファッァァァ!」
思わずすぐに反射的に自分のブラの部分を手で隠すアカモリ。
「なんだ今の?まるで本当の女の子みたいな反応だったじゃないか!」
「そ、そんなことなですよ!全然女の子じゃないです!僕は!」
恥ずかしくて反論するがかえって余計に自分が女の子であることを自覚しているようでさらに恥ずかしさを増しています。
「どんなブラしてるのかな?」
「や、やめてください!」
必死で自分のを手で抑えながら隠します。
だがアオキの腕の力が思ったより強かったのです。
「(アオキくんってこんなに強かったですっけ?)」
アオキの強引な力にアカモリの腕は解かれました。
「・・・ふーんピンク色か・・・お前の姉さんが選んだやつだな」
気のせいかアオキ顔曇らせたようなでした。
しかしそんな顔をアカモリは確認する余裕がないほどに緊急事態でした。
「・・・見ないでください、見ないでください、見るなぁ~ 見ないでぇぇぇぇ!!!」
顔赤くしてアカモリは同じような言葉を連呼しました。
「ちょっと、なにやってるのよ、意味が分からない!!もうやめてあげて」
シラサキが声をかけてアオキに近づきました。
「なんだよ、今さr・・・」
パシンッ!!
言葉の途中で一瞬何かが途切れたような感覚になるアオキ。
そして次第に頬のあたりにヒリヒリする痛みを感じそこでまるで今はじめてシラサキに平手打ちをされた
ことに自覚したような顔しました。
「な、なにするんd・・・?」
アオキが顔をあげてシラサキにとってかかろうとしたが目の前にすでにもういませんでした。
後ろを振り向くとすでにシラサキは子供のようにうずくまっているアカモリのそばにいき
彼を抱き寄せよせています。
「大丈夫だよ、もう怖くないからね」
「・・・・」
アカモリは何も言わずにシラサキの身体にうずくまります。
彼女からは服から出る洗剤の甘い香りや、洗いたてのほのかなシャンプーの匂いがしました。
その香りや身体の柔らかさに不思議と安心しました。
「・・・勝手にすればいい」
安心そうに幸せそうにしているアカモリの顔のそれをみてアオキは気づかぬうちに風の如く黙って去っていきました。