レッド「よし!とにかくいってみよ救援に向かっていた4人はようやく目的地周辺までやってきた。
ブルー「ナビだとここのはずだけど・・・・」
ピンク「ねぇ!あれじゃない?」
ピンクは車の窓から指を指す。
その方向には魔獣らしきものとの変な格好をした二人組み男女が誰かを囲むようにしていた。
4人は車から降りてそっちの方向に駆けていった。
4人が近くまで近寄るとその魔獣と
二人組みの男女は誰かをいじめてるようだ。
レッド「やい、やい!お前たちそこで何をしている!」
レッドが声を張りあげた。
彼らはがその声に気が付き振り向いた。
男「うん?ほほぉ~誰かと思えば貴様はトランスレンジャーのレッドではないか」
レッド「お前はコンドム!!」
ピンク「そっちはピール!!」
ピール「待ちわびたぞ。お前たち。」
魔獣「そうだ、ゴンゴン♪♪」
2人と1匹の魔獣は不敵な笑いをしながら答えた。
よく見ると彼らを囲んでいる中に金髪のきれいな女性が倒れているようだ。
どうやら気を失ってるらしい。
ブルー「お前たち!一般の女性によってたかった何してたんだ!!」
それを聞いたコンドムたちはお互いに顔を見合わせながら少し考えニヤニヤし始める。
レッド「何が可笑しいんだ!?」
レッドは苛立ちながら叫ぶ。
コンドム「ふふっ、貴様ら自分の仲間の顔も忘れたか。」
4人は敵の唐突な発言にキョトンとなる。
ピンク「どいうことなの?」
ピール「ふふっ、こいつはトランスレンジャーのイエローだ!」
みんな「な、なんだって!?」
4人とも一瞬何を言ってるのか分からなかった。
キバゴン「つまり~おいらの撒いた煙を浴びて女体化させたんだゴン♪」
コンドム「ば、ばか!ぺらぺらしゃべるな!」
キバゴン「す、すまんだゴン。」
コンドムは持っていた杖でキバゴンの頭をポンポン叩いた。
ブルー「そいうことか!」
レッド「とにかく俺たちの仲間を返してもらうぜ」
4人は一斉に変身する構えをとる。
コンドム「むむっ、まぁイエローは返してやる。どのみちこいつは女体化しているから変身もできまい。」
ピール「いいのか?コンドム!?ここで引き下がって?」
コンドム「4対3ではまだ分が悪い。ここは一旦引く。いくぞキバゴン」
そいうとコンドムたちはマントをふりかざして魔法のように消えていった。
レッド「まっ待て!!・・・ちっ!逃げられたか」
レッドは右の拳を左の掌に殴りつながら悔しがった。
ブラックは倒れている女性に駆けつけ意識の確認をしていた。
ピンク「どう、ブラック?」
ブラック「(コクン)」
ブッラクは大丈夫だとうなづいた。
ブルー「この娘はどうする?イエローらしいけど」
ピンク「正直、信じられないわね」
ピンクは娘をじろじろ見ながらそう答えた。
レッド「とにかくこの娘は基地に運ぼう。どのみちほっとくことはできない!」
ブルー「そうだな!博士にみてもらえば何かわかるかもしれないしな」
レッド「よし、ブラック、悪いがその娘をハイエースに運んでくれ」
ブラックはコクンとうなずくとそのまま娘をお嬢様抱っこをして車に運んでいった。
そして5人は基地へともどる。
イエロー(と思われる女性)をベットの上にのせた。
レッド「博士!ただいま帰還しました」
博士「うむ、ご苦労・・・うん?その女性は?」
ブルー「それが魔獣に・・・かくかくしかじかで・・・」
博士「なんだって!!この美しい女性がイエローだと!!」
博士はわざとらしいほど大げさに驚いて見せた。
博士「ふむ、まぁ確かにやつらならこんなことも造作もないかもしれんが・・・」
少し半信半疑な顔を見せる博士。
女性「うっう・・・」
女性が目をパチッと覚ました。
レッド「おお!気がついたか!」
ベットを囲んでいたレッドたちは一斉にその女性の顔をのぞきこんだ。
女性「ここは、トランススペース?でございますか?」
本来この6人以外知るはずのない基地の名前を吐き出した。
ブルー「ほんとにイエローなのか・・・」
みんなの顔を見合わせながらブルーはつぶやいた。
女性はそのつぶやきに答えるように話した。
女性「なにを言ってるのですか?私はイエローですわ」
突然へんてこな口調に周りの5人は首を傾げてしまう。
ピンク「私たちのことは覚えてる?」
女性「はい、当然でございますわ」
どうやら本物のイエローらしい。
女性「しかし、わたくしは確か魔獣と戦っていてそれでコンドムたちにお邪魔をされ・・・そのあとの記が・・・ってあれ?」
女性は頭を下げてようやく何か違和感に気づいたようだ。
女性「わたくしのお腹の贅肉がこんな上のほうに・・・ってこれって、もしかしてわたくしのおっぱい??」
女性は人目をはばからず自分の胸を確認するようにもみ始めた。
ピンク「こらやめなさい!」
ピンクは咄嗟の反応ですぐに制止した。
女性「も、申し訳ございませんわ・・・しかしながら上の方があるということは下は・・・」
女性は下も確認しようと手をあらぬところにゆっくりもってこようとした。
しかしそれもピンクがそれマッハのスピードで止める。
女性「す、すみません」
女性は慌ててへその前で手を止めた。
しかしその様子がなぜか上品に見える。
女性「もしかしてわたくし女性の身体になってしまったのでしょうか?」
ブルー「察しがいいな、どうやらそうらしいぜ」
レッド「ちなみに口調もな」
女性「口調?あれそういえばわたくしなんでこんなしゃべり方をしゃべり方をしてるのでしょう?」
ピンク「気づかなかったの?呆れた。」
女性「申し訳ございません・・・そんなことより一息いれませんか?わたくし喉が渇いてしまいましたわ」
博士「・・・どうやら性格まで変わってしまったようだね」
レッド「とにかく俺たちはその魔獣キバゴンをさがそう!」
博士「じゃあ私はその間に彼女・・もといイエローのこと調べさせてもらうとするよ」
博士がイエローの姿をみながらそいうとピンクが割ってはいってきた。
ピンク「ちょっと待って!私たち4人でキバゴンを探したら博士とイエローだけになっちゃうじゃない。」
ブルー「それがどうした?」
ブルーは何も分からない感じで訊ねる。
ピンク「どうした?じゃあないわよ!仮にもイエローは今“女”になってるのよ!ひとつ地下の下で男女が
ふたっりきりってどう考えてもやばいでしょうが!!」
ピンクが怒鳴るように言う。
レッド「まぁまぁ大丈夫だよ!いくらなんでも博士がそんなことしないでしょ!ね?博士?」
博士「う、うん当たり前じゃないか!別にあんなことやこんなことしようなんて思ってないよ!」
ピンクは目を細めて疑うように博士を見つめる。
ブルー「だったら紳士の俺が博士たちと留守番しようではないか?」
ピンク「あんたも信用できない」
ブルー「ひ、ひどいよ~」
ブルーは頭を下げてしょんぼりする。
レッド「分かった。じゃあブラックに留守を任せるよ。いいなブラック!」
ブラックは黙って親指を立てながらうなずいた。
ピンク「まぁブラックならまだ信用できるかな」
博士「(ちぇ)」
ピンク「博士何か言いました?」
博士「いえ、何も言ってないです」
ピンクは腕を組みながら細めでじっと博士を睨んだ。
レッド「ブルー!ピンク!行くぞ!」
レッドが声をかけると二人は仕切りなおすように『了解』と反応しキバゴンを探すのであった。