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変身戦隊 トランスレンジャー  第3話

イエロー「とうっ!」



イエローは大きく跳躍するとその勢いでキバゴンにタックルをかます。



キバゴン「ごふっ!」



キバゴンは不意打ちを食らい転倒する。一気間合いを詰めたイエローはマウントをとり、一気にたたみかけるように攻撃を仕掛けっていった。
イエロー「おりゃ!おりゃ!俺が楽しみにしてたA○Bのコンサートを台無しにしやがって!!」



キバゴン「ゴフっ、ゲホっ、ガホっ」



イエローはキバゴンにしゃべらす暇さえ与えずに殴りつける。



そんな中ビルの屋上からその姿を見つめる二人の影があった。



ピール「キバゴンという魔獣、やられっぱなしだが大丈夫なのか」



コンドム「我が主が創造した魔獣だ!心配ない!・・・はず」



イエローはふたりの存在には気づかずがむしゃらに攻撃を続けていた。




一方、トランススペースでは魔獣の出現が伝わっていた。



ブルー「魔獣の出現場所は?」



ピンク「ポイントX170:Y212!・・・ってここって日本○道館!?」



レッド「おい!それってイエローが・・・!」



???「そのとおり!すでにイエローは変身して魔獣と戦闘に入っている。」



一同「博士!?」



博士はその名の通りこのトランススペースの博士をやっている。



変身アイテム“トランスフォーン”など開発したのもこの人だ。



そしてこの基地の指揮官でもある!



博士「いやぁーせっかくの休日だったんだがね。まいったよ。」



レッド「そんなことよりイエローが戦闘してるなら早く助けにいかないと」



博士「うむ、そうだね。ではトラスレンジャー4人に告ぐ!今すぐイエローの救援に向かい魔獣を倒してくるのだ!」



一同「了解!」



4人はすぐさま1個上の階にある駐車場に向かう。



そこにある“トランスハイエース”という独自に開発した戦闘用乗用車に乗ってイエローの救援に向かうのであった・・・。




そのころイエローはキバゴンにとどめを刺そうとしていた。



イエロー「喰らえ!イエロー必殺ボディプレス!」



そう叫びながら少し高い位置からからキバゴンにのしかかろうとした。



・・・が



???「調子に乗るな!」



上のほうから声が聞こえたかと思うとイエローの腹がキバゴンにほんのちょっとであたりそうなところで黒
い閃光イエローを直撃した。



イエロー「ぬわぁーーーー」



イエローは宙に浮いていた分軽く吹き飛ばされてしまいキバゴンにのしかかることができなかった。



イエロー「くそ~、誰だ!邪魔したのは!」



???「ふん、貴様一人で魔獣をここまで追い詰めたのはほめてやろう」



そこにはステッキを掲げた変な格好したおっさんと、同じく変な格好(露出度高め)のおば・・・おねいさ
んが立っていた。



イエロー「お、お前らは魔王の直属の配下のコンドムとピール!!」



コンドム「丁寧なご紹介ありがとう」



ピール「そしてその私たちがきたからには貴様はここで終わりだ!」



イエロー「なにを~!お前たちが出てきたからって俺の怒りは止められないんだぜ!トランスレーザー!!」



イエローは腰につけていた電子銃をつかみ勢いよく打ち込んだ。



しかし距離があったせいか二人は軽くひょいと避けた。



コンドム「ふん、そんなものあたるか、それ!」



コンドムはよけきったあとにステッキを掲げた、



するとステッキの先端についてる宝玉のようなものに黒いエネルギーが溜まり、それが閃光となってイエローに攻撃する。



しかしイエローは寸でのところでかわした。



イエローもまた負けじと銃をコンドムに向けて打ち返した。



だがコンドムは余裕でかわしていった。



イエロー「くそー!あたれ!あたれ!」



イエローがやけになって銃を連射するがことごとくかわされていく。



コンドム「お前の射撃能力では私には当たらんわ!」



イエロー「コノヤロウ!いったなー!」



イエローはさらに無我夢中で撃ちまくった。



ピール「馬鹿めが!コンドムばかり夢中になりおって」



そのときピエールはうっすらっと笑い、もっていたムチをイエローに放った。


距離はあったがムチ如意棒のように延びていき、イエローがもっていた“トランスレーザー”に直撃した。



イエロー「し、しまった」



もっていた銃はふきとばされ、カラカラと音を立てながら遠くに放りなげられた。



コンドム「これで遠距離攻撃もできないな」



イエロー「・・・まだだ!俺の得意なのは力技だぁぁぁぁぁ!!」



イエローはまた叫びながらコンドムにもう突進を仕掛けた。



コンドム「哀れなやつめ」



コンドムはよけるそぶりもみせず悠然と構えていた。



イエロー「ぬぉぉぉぉぉ!」



イエローはコンドムの懐まではいってきてそのまま体当たりをしようとした。



しかしコンドムの眼前で体が動かなくなった。



イエロー「なっ!」



よく自分の体をみるとさっきピールが放ったムチが体に縛りついていた。



イエロー「くっ!くそー!しまった!」



ピール「油断も甚だしいな」



コンドム「怒り狂って冷静さを欠いたな」



イエローは必死にムチを振りほどこうするが思った以上に強く縛りつけられていてはずせない。



ピール「さてとどめをさすか」



コンドム「いや、その前にキバゴンを試さなくては」



ピール「そうだった!キバゴン早くあれを使うのだ」



キバゴン「は~い、は~い♪」



イエローが二人と戦ってる最中にすっかり回復していたキバゴンが陽気にイエローの前に現れる。



キバゴン「うんじゃあ、いくゴン」



キバゴンは縛られながらもがくイエローに煙をまいた。

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